Ronnie’s Clairvoyant             ラニー先生の遠眼鏡

 

長いようで短かった夏休みもあと数日で終わりです。園で開催するサマースクールの二週間余を除いて、だいたいの子どもたちは家庭で過ごします。この期間中、家族旅行や新たな体験、経験を踏んで急激な成長発達を遂げる子どもたちですが、二学期に入ると見事にその成果を現し、行事が目白押しのシーズンを楽しく過ごすようになります。


 先生たちもあらゆる研修セミナーに出席し資質の向上につとめます。子どもたちに負けないよう研鑽を積み、“新しい子ども”に変身した幼児たちと向き合います。家庭にあってお互いを発見するお母さんとの貴重な時間、また、お母さんが発見するこどものすばらしさに感動を覚えることの何と多い事でしょう。18年くらい前の事ですが、あるお母様から頂いたお手紙を引用したいと思います。


“・・・・・大人の私にもまねのできない心打たれる出来事

でした。それは当園のとき、道路の端につばめが一羽死んでいました。

私も子どももその死体に気付いていましたが、登園時の慌ただしさも

手伝い「あっ、かわいそうだね」で通り過ぎました。そして降園バス

を降りると、朝、つばめをみたところにかけてゆき「ママ、まだ

ここにいる」と気がかりのようでした。その時も私は「病気で死ん

じゃったのかしらね」で死体を横目でとおりすぎて家に帰りました。

家で制服から私服に着替えるとすぐビニール袋をもって、あの

ツバメの死体をひろいにいったのです。そして庭先に穴を掘って

お墓を作り、そこに葬っていました。お花を添えて、お祈りを

して・・・・。道ばたの小さなつばめの死体におそらく一日

こころを寄せていたのであろうこどものこころがとてもうれし

かった出来事でした。また、いのちを大切にしようねと口先だけで

教えていた私のメッキがはげてしまった反省になりました。“


 基本的には毎月一回お母様方と園とを結ぶ親密な語り合う「マ・メールの会」に出席されたあとに頂いたものです。

 このようなお母様のお子様はしあわせにちがいありません。



2010年8月