Ronnie’s Clairvoyant             園長先生の遠眼鏡

 

 第三学期始業式で見せる子どもたちの顔にいささかの変化が見られ、時の流れを感じます。数年前までは一月に歳を明けて初めて会う子どもたちの顔は、じつにふっくらとして皮膚もピンと張り健康的に光ってかわいらしく素朴な表情の子が多かったように記憶しています。


 今日の子等にそれらはほとんどなく、むしろキリッと引き締まった表情で充実した冬休みを過ごした様子が伺え、頼もしさを感じました。明日からの幼稚園生活を楽しみにしていることが目の輝きの中によみとれました。お餅をいくつ食べたとかと言ったはなしはあまりなく、なわとびの練習にはげんだり、祖父母の家で過ごしたりと楽しそうに話す子たちが担任を独占していました。


 園ではお相撲大会に向けてとりくみの稽古が始まっており、からだとからだを駆使してちからくらべをします。年中児と年長児は冬休みの間に親子で必勝の願いを込めて、まわしを手作りでお願いしております。子どもたちは、その思い入れの強い、世界でただ一つのまわしを着用し対戦します。保護者にも観覧していただき、応援を受けながら大会に臨みます。道具を使わない、からだとこころで受け止めるスポーツとしては、やがて迎える恒例のマラソン大会とともに伝承してゆく当園の貴重な行事です。


 トーナメント方式で勝ち抜き勝利したこどもは、横綱、大関を競います。勝負に敗れたこどもは涙を流します。勝ったからと威張る子どもは一人もおりません。優勝のよろこびを静かにかみしめているようすはあっぱれ!!と申せましょう。まつりも含めて園で行う年中行事の大切さを改めて思い知らされるときでもあります。


2010年1月