Ronnie’s Clairvoyant             園長先生の遠眼鏡

 

 「頭の良い子に育てたい」とお考えのお母様が多いことに気付きます。そして「教育」の名の下に何でも教え込もうとしがちです。幼稚園の先生も同じです。「頭の良い子に育ってほしい」に添って「こころ優しい子に育ってほしい」と願いつつ日々の保育に励んでおります。

 しかし、ここで大切なことは「教育」とは「教え込む」ことではなく「引き出す」こと、子どもの持てる「内なる可能性を引き出す」ことであり、「与えるのではなく」、「育つのは子ども自身」なのです。それをご家庭、園、友達、地域でそれぞれに支え合ってこそ、子どもは「育つ」とお考え頂ければよろしいでしょう。

 幼稚園の役割として主なものを継ぎに挙げてみましょう。
★個の確立、心身ともの自立。
★社会性の確立・・・「情緒の統合性」を自由遊びの中等で確立して行く。
★知的発達・・・・・0才から3才、3才から6才、感覚を通しての教育から抽象思考への   
          発達を助ける。
★育ちは一人一人異なる。

 「個の確立」とは、様々な活動を通して心と体が共々に「世界でたった一人の自分」を確立してゆくこと。「他の誰でもない」、またそれは「他の誰にも出来ない自分自身の活動」を通して大切に「自分」を作り上げてゆく営みとも言えます。「一人で出来る!」「一人でやる!」の言葉を子どもから受けた時は、その意欲を尊重致しましょう。「出来た!」の喜びは双方のものです。たまには息抜きが必要なことは申すまでもありません。

 大人は静かに「待つ!」という忍耐の心で接すれば「出来た!」の喜びに常に浸ることになり、子どもが享受する完成感、充実感、満足感そして更なる「もっとしたい!」意欲は如何ばかりでしょう。

 個の確立に添って、園で子どもたちが身につけて行く事柄「社会性の確立」については次回に致しましょう。

2009年6月